〔026〕千軒平 (1,090m)

2012年07月08


岡山100山に戻る

岡山県鏡野町
Road Map :中国道を院庄ICで下りてR179を北上し、県道116を更に北上する。
Route Map:管理センター前の駐車場からすずのこ平、もみじ平、千軒平への外周路を周回する。
    標高差:241m
累積標高差:580m
岡山100山』   ハイキングコースとしては最高の山域。
コースタイム:3時間28分
登り:2時間21分
(外周路左周りに千軒平まで)
下り:1時間07分
(千軒平よりもみじ滝経由にて)
岡山県森林公園
リベンジを誓う
今日は雨天気となってしまい展望が得られず、最高峰にも行けなかった。森林公園の名前でこれまで興味が湧かなかったが、実際に歩いて見ると最高のハイキングコースであったし、ぶなの森が素敵だった。季節を変えて是非再訪してみたいと思っている。
人形仙に向う
ウラン鉱床で有名な人形峠には行ったことがなく、人形仙には常々登って見たいと思っていた。隣の山なので行ってみる。
おかやま自然百選より
岡山県立森林公園は標高約1,000m、面積は334haで、甲子園の約90倍の広さを誇ります。
森林の大部分は、ブナ・ミズナラなどの落葉広葉樹で一部には県内でも珍しいカラマツ林があります。
尾根筋には、ネマガリダケ(地元では、スズノコ)の群生が見られ、園内ではマユミの古木が秋に見事な赤い実をつけます。そして湿原には、ザゼンソウ、オタカラコウなどが出現し、四季の変化を魅力的に教えてくれます。
公園内に入ると管理センターがあり、ここで地図を貰いたかったが朝早くてまだ開いていなかった。管理センターで霧ヶ峰への道があるのかも聞きたかったのであるが・・・道路脇の地図を確認して左周りに外周路を歩くことにする。
岡山森林公園には道標がしっかりしており院庄ICからは難なく公園入口の駐車場に行くことが出来た。広い駐車場には軽四が1台停まっていたのみ。自宅を出る時には雲ひとつない晴天であったが、ここに来ると雨が降りそうな天気になってきた。7時17分に駐車場を出発して森林公園内に入る。
森林公園内の中央園路は広い道で左側には小川も流れている。
中央園路の道路脇には”ノアザミ”が沢山咲いていた。
中央園路から道標に従って脇道に入る。
大きな木だなーと見ていると”ヤマザクラ”の古木だった。花が咲いている時に来ないと見る価値はない。
程なく”六本杉”に着く。文字通り六本の大杉がくっついて聳えていた。
ササは綺麗に刈り込まれており流石は県立の公園だなーと関心する。
ガスが濃くなって来たが、時折陽も射す変な天気である。雨が降らなければ良いがと思いながら歩いて行くが・・・
新緑の中、整備された登山道を穏やかに登って行く。
道標に従い”奥ぶな平”から”すずのこ平”への道に入る。
脇道が多いが道標がしっかりしており、道標下には現在地を示した地図が張ってあるので、いつもと違い自位置が直ぐに確認出来る。地図上に現在地を書いてくれているのは有難い配慮だ。
”六本杉”小さなピークを越えて左に曲がり”奥ぶな平”に向う。
ガスが濃くなって来た。周辺は一面のぶな林、スギ、ヒノキの植林帯と違い癒される感じが強い。
雨はまだ降っていない。気温は15℃と低く、陽射しもないことから涼し過ぎる感じだ。
何やらボロい小屋が建っていた。職員用の避難小屋と書かれており一般ハイカーも非常時は使って良いと書かれていた。
”霧ヶ峰”への分岐を探しながら歩いているが、それらしき踏み跡は見付からなかった。
”すずのこ平”からは林道の様に広い穏やかな稜線を歩いて行く。
背丈の高いササ原であるが、綺麗に刈り込まれており、標高千mの散歩道の感じがする。
”霧ヶ峰”の直ぐ横を通って来たが、”霧ヶ峰”への道が見付からないまま1時間で”すずのこ平”(1,080m)に着いてしまった。ガスが濃く、ここから展望が得られるのかは判らなかった。
ヤマアジサイ”の群生が多く見られた。
写真写りは良いが実物はパッとしない”ヨツバヒヨドリ
”奥ぶな平”からの道の様である。
稜線を”もみじ平”目指して西に進んで行くと分岐に着いた。
1時間46分にて”県境三叉路”の分岐に着く。雨足が強くなって来たので、ここから引返そうかと悩んだが、どこを歩いても濡れてしまうことには変わりないので周回してしまうことにする。
アップダウンの殆ど無い稜線を西に進んでいる。この辺りでガスは霧雨となって来た。又々カッパを持ってきていないのでW・Bを着る。
相変わらず穏やかな道を進み2時間03分にて”もみじ平”(1,059m)に着く。
”県境三叉路”には小さな”避難小屋”があり雨宿り出来るのであるが、梅雨なので待って雨が上がるととも限らないので、先に進むことにする。
ここにも小さなボロイ避難小屋があった。
”もみじ平”は広々としており展望は無さそうな感じ。
あれが今日目指している”千軒平”か?
”もみじ平”からは緩やかな登りとなってくる。
”千軒平”からの北西面は開けており、展望が良さそうであるが、展望岩から先はガスで真っ白で何も見えない。もし晴れていればとネットから拾ってきた写真を貼り付けて見ました。
2時間21分にて”千軒平”(1,090m)に着く。ここに着く頃に雨は止んでくれた。
”千軒平”周辺の”ウツボクサ”の群生。
そして”ササユリ”も多く見られた。
”千軒平”から緩やかに下って行き”中央園地”への分岐に着くが、ここは遠回りして”もみじ滝”に向う。
”もみじ滝”へのコースは結構な登り道となる。
2時間47分にて小さなピークに登り着く。ここが”きたけ峰”(1,108m)
の分岐となっており、でっかいブナの木が目を引いた。
分岐ごとのこの地図は本当に助かる。
”きたけ峰”が森林公園の最高峰らしいが、この天気なので今回は見送ることにした。
ジグザグ道が長く続く。
”もみじ滝”へは小さくジグを切って下って行く。
3時間03分にて”もみじ滝”(落差30m)に着く。綺麗な滝であるが上部は木立で見え難い。ここで初めてハイカーと出会い、シャッターを押して上げる。
直ぐに園地路の広い道となる。新緑が綺麗だ。そして雨が上がるのを知っていたのかの様に多くのハイカーが登って来る。雨に打たれたのは俺だけか・・・
沢沿いの気持ちの良い道を下って行く。
管理センターに寄って地図を貰い、”霧ヶ峰”への道を聞くと、登山道は無いらしい。3時間28分で駐車場に戻ると、これ以上入り切らない程の満車状態でびっくり。
分岐毎にこの地図が張ってあり、現在地が書いてるので非常に助かる。
せんげんたいら